任期満了に伴う5月14日告示、 19日投開票の日高川町首長選で、 出馬を表明している現職の玉置俊久氏 (62) =玄子=が10日、 2期目のマニフェストを発表した。 玉置氏は 「誰にも負けないアイデアと実行力で頑張る。 安心・安全な夢のある日高川町を作りたい」 と再選へ力を込めた。 選挙戦は、 元役場公室長の市木久雄氏(60)=下田原=も名乗りを挙げており、 一騎打ちが確定的な状況。  玉置氏は、 後援会会長の長岡均さん、 事務局長の藤野芳樹さんとともに自宅で発表した。
 再選へ 「無我夢中で走り続けた4年間でした。 これからも住民の皆さまと対話を重ねながら、 元気で活気のある町政を行っていきたい」 と意欲。 前回の 「チェンジ」 に代わって今回は 「GOForward、 前進」 をキャッチフレーズに、 「農林業を基軸とした産業振興」 「幹線道路整備推進による町民の利便性向上」 「子育てしやすい、 子どもたちに優しい町」 「福祉の推進」 「若者が夢と将来展望を持てる政策」 「災害復旧を進めながらの防災対策強化」 の6つが重点施策。 産業振興については、 「地域特性を生かして1次産業の再生を図り、 地場産品の付加価値化を推進して雇用創出につなげる」 と熱弁。 農業用ハウスの改修・改築の支援、 耕作放棄地や未活用地でのイタドリ・コゴミ・ササユリ等の栽培支援、 サルや鳥の捕獲報奨金見直しと捕獲指導などの鳥獣害対策など挙げている。 幹線道路整備は高速道路の4車線化推進、 株井峠の道路拡幅・トンネル改修、 県道御坊中津線の早期改良完成など。 子育てしやすい町では、 保育園の増改修、 第3子以降の給食費無料化のほか、 スクールバスの活用で登下校の安全確保を図り、 合同授業を取り入れるなどして複式学級の弊害をなくす考え。 福祉の推進はコミュニティバスの仕組み変更や移動販売などの支援、 若者政策は婚活パーティーや地域懇談会の開催、 防災対策は災害復旧関連や日高広域支援基地の誘致など目指している。 日高広域支援基地の構想は、 高速道路に避難・備蓄・配送・情報発信などの役割を担う基地を設置し、 一般道路からも自由に出入りできるシステム。
 陣営では、 後援会の組織づくりはほぼ完了しており、 現在あいさつ回りを中心に活動。 本格的な動きは3月議会終了後となりそうで、 ミニ集会などと合わせて支持、 支援を呼びかけていく。