「ココイチ」 で知られるカレー専門店チェーン最大手の 「カレーハウスCoCo壱番屋」 で2月1日から、日高川町産のシカ肉を使った 「鹿カレー」 が登場する。 同町船津の食肉処理加工施設 「ジビエ工房紀州」 で食用にされた良質なシカ肉で、 3月31日まで期間限定で県内を中心に9店舗で販売。 和歌山ならではのご当地メニューとしてだけでなく、 ヘルシーメニューとしても人気を呼びそうだ。
 販売するのは、 地元御坊市内の御坊国道42号店をはじめ、 和歌山市の和歌山国道26号店、 和歌山JR駅前店、 和歌山ぶらくり丁店、 ラウンドワン和歌山店、 和歌山北インター店、 紀の川市のオーストリート打田店、 田辺市の田辺元町店の県内8店舗と泉南市の泉南男里店。 価格は830円 (税込み)。 シカ肉は低カロリー、 低脂肪ながら高タンパクで鉄分などミネラルも豊富なヘルシー食材で、 モモを中心に使用。 スライス肉で1食当たり70㌘を使用しており、 大人気の同店のカレーソースとも相性抜群。 カレーライスには肉のほか、 ジャガイモやニンジンなど野菜も豊富に入っており、 ヘルシーながらもボリュームたっぷり。 育ち盛りの子どもからお年寄り、 女性まで幅広く味わえる一品に仕上がっている。 シカ肉は、 2カ月の販売期間中で680㌔の利用を見込んでいる。
 鹿カレーは、 ジビエ工房を管理・運営する日高川町の財団法人ふるさと振興公社が昨年の夏にシカ肉の需要拡大や販路網の開拓、 ジビエの町としてのPRなど目的に同店へシカ肉のカレー利用を事業提案。 安全規準の説明や試食など経て事業化が決定した。
 CoCo壱番屋は昭和53年1月に愛知県内で1号店がオープン。 平成6年には47都道府県への出店を達成するとともに、 ハワイに海外1号店を出店した。 店舗数は昨年12月現在で1343店にのぼり、うち海外は100店。 今月17日にはカレーチェーンの店舗数でギネス世界記録に認定されている。