昨年7月に御坊総合運動公園で開かれた世界少年野球大会で世界のホームラン王の王貞治氏はじめ元プロ選手らを講師に迎えた野球教室が大好評だったことを受け、 市内少年野球協会の西本和明会長ら役員11人が22日、 柏木征夫市長に継続的な野球教室の開催を要望した。 柏木市長は 「子どものときにしっかりした指導を受けることが大切」 などと、 今後の開催を約束した。
 西本会長らは 「世界少年野球教室では郡市内の野球少年たちが一流の元プロ選手から熱血指導を受け、 将来への夢と希望を抱いた。 継続的に野球教室を開催してほしい。 少年たちへの野球の普及活動は、 青少年の健全育成に大変意義がある。 少子化で存続が難しい少年野球チームもあり、 野球教室で盛り上げてほしい」 などと要望した。
 これを受けて柏木市長は 「世界少年野球で私も元プロ選手の指導を見たが、 さすがに素晴らしいと感動した。 うちにも少年野球で鍛えた職員がいるが、 やっぱりしっかりしている」 と述べた上で、 「平成25年度の予算はすでに編成に取り掛かっているので、 これから講師招致の交渉などを進めて26年度から予算を計上して開催できるようにしたい。 この年は市制施行60周年でもあり、 ちょうどいい」 などと、 開催年度にまで踏み込んで意欲をみせた。
 世界少年野球大会の野球教室には郡市内の少年野球28チームの小学6年生124人が参加。 元プロの水上善雄 (ロッテ・広島・ダイエー)、屋鋪要 (大洋・巨人)、 西崎幸広 (日本ハム・西武) の3氏を講師に迎えた。 予算は交通費、 宿泊費などで200万円だった。