自民党は総務会長代行に二階派会長の二階俊博代議士 (73) の起用を決めた。
 同党ではすでに3役の幹事長に石破茂氏、 総務会長に野田聖子氏、 政調会長に高市早苗氏が就任。 いずれも無派閥となっている中、 各ポストの代行や代理に派閥所属のベテランや実力者を起用することで、 夏の参院選に向けてサポート態勢を強化する狙いがあるようだ。 二階氏は第1次安倍晋三内閣で総務会長を務めた経験もあり、 今回の会長代行は新設されたポストとなっている。
 二階氏プロフィル 昭和36年3月に中央大学法学部卒業。 代議士秘書を経て昭和50年4月、 県議に当選して2期務めたあと、 58年12月に衆議院議員初当選。 昨年12月の衆院選では10選を飾った。 この間、 旧運輸大臣、 党国会対策委員長、 総務会長、 経済産業大臣などを歴任している。