クリスマス前の先週末、 日高地方でもさまざまなイベントが開催された。 御坊市民文化会館では恒例の 「クリスマス大合唱の夕べ」 があり、 少年少女合唱団や中高生、 一般の9団体が美しいハーモニーを披露。 美浜町のキリスト教会ではクリスマス祝会が開かれ、 上富田町の谷本ファミリーがハンドベルで聖夜にちなんだ曲を演奏し、 訪れた家族連れら約30人は澄んだ音色に酔いしれた。
 22日は市民文化会館大ホールで御坊市民文化会館友の会主催の第28回クリスマス大合唱の夕べが開かれ、 ことしは有田地方のマザーギース、 地元日高地方のQue Clementine、 ごぼうレディースコール、 御坊少年少女合唱団、 合唱団ソーレMio、 日高高校・付属中学校合唱部、 由良女声合唱団、 コア・ブレーメン、 アンサンブル響香の9団体が登場。 最後は関西合唱連盟理事の松本一平さんの指揮で合同合唱が行われ、 各団体の出演者有志と一般公募合わせて約150人が賛美歌の 『もろびとこぞりて』 『荒野の果てに』、 東日本大震災被災地復興応援ソングの 『花は咲く』 などを披露し、 客席の来場者も一緒に 『きよしこの夜』 をうたった。
 美浜町和田の美浜グレイスキリスト教会 (東畑忍代表) では23日、 クリスマス祝会があり、 ゲストのハンドベル演奏家の谷本ファミリーが澄んだ音色のハーモニーを響かせた。 演奏の合間には、 今夏、 日本バプテスト教会連合から同教会に派遣された東京基督教大学の神学生川口牧男さんが聖書のキリスト誕生の話を解説。 「すべての人を照らす真実の光は貧しい羊飼いの人たちを最初に照らし、 神の御使いは彼らのすぐそばに降りてきたのです」 などとメッセージした。 谷本ファミリーはおなじみのクリスマスソングや年の瀬の曲として親しまれているベートーベンの第九交響曲、 ディズニーアニメ 『ピノキオ』 で有名な 『星に願いを』 などを演奏し、 参加者は繊細で透明感のあるベルの響きを楽しんだ。