健康のためにゴルフ 。そう言う人がいる。ゴルフをすれば必然的に歩く。ウオーキングは、生活習慣病予防やダイエット効果もある有酸素運動として知られるが、歩くだけではつまらないと思う人も、プレーを楽しみながら歩くことができる。腹式呼吸も健康に効果があるとされるが、ゴルフのように楽しみながら腹式呼吸ができるのがスポーツ吹き矢という競技。
平成10年に生まれた新スポーツ。円形の的を目掛けて、息で矢を放つ。基本動作は腹式呼吸をベースとした呼吸法で、運動能力や腕力はいらず、必要なのは集中力と精神力。健康については、動脈硬化や高血圧、糖尿病予防、冷え性・肩こりの改善、脳の老化防止、内臓機能の活発化、免疫力アップ、ストレス解消、美肌、ダイエットなどさまざまな効果があるという。
日高川町の渡瀬幸嗣さんも愛好者の一人。ことし6月には自身が支部長となって、紀の国日高川支部を発足。月に4回練習会を開き、15人の会員や体験者らとともに楽しんでいる。早くも初段の腕前で、10月末にあった高知県大会では、地元四国や中国、近畿の愛好者らを相手に個人8㍍と団体の両部門で優勝を飾った。そんな渡瀬さんも、競技を始めたのは昨年末に体調を崩したことがきっかけ。健康のためにとやり出し、それ以降は体調がいいという。おととしには日本スポーツ吹き矢協会の会員が2万人を突破。徐々に普及しており、平成27年の紀の国わかやま国体ではデモンストレーション競技になるなど注目を集めている。健康効果だけでなく、誰でも気軽に楽しむことができ、世代間交流や仲間作りにも最適で魅力がいっぱい。楽しみながらの腹式呼吸、皆さんもいかがですか。 (昌)

