4日公示、16日投開票の衆院選で民主党県連総支部連合会は29日、本県3区への候補者擁立を断念すると発表した。
 3区では当初、同党前職の玉置公良氏 (58) =白浜町・1回・比例近畿ブロック=が出馬するとみられていたが、先月16日に突然の不出馬表明。以後、県連が後任の候補者擁立を模索してきたが、短期間で人材を確保できなかった。同連合会は「3区の民主党党員、サポーター並びに支援団体、支持者の皆さまに対して心よりお詫び申し上げる次第。かくなる上は、1区、2区での必勝を期して全力で頑張りたい」とコメント。
 3区では自民党前職の二階俊博(73)=市内島・当選9回=、日本維新の会新人の山下大輔(45)=和歌山市=、共産党新人の原矢寸久(61)=白浜町=の3氏が立候補を予定している。ほかに出馬の動きはなく、民主党の擁立断念で三つどもえの戦いが確定的となってきた。