市内の日高病院内への日高看護専門学校開設に向けて取り組んでいる同準備委員会は、 来年1月末が期限だった最大の課題である 「設置計画書」 を完成させた。 29日には日高病院組合の管理者である柏木征夫御坊市長に了承を得て、 同日付で県を通じて国に提出した。 同計画書はカリキュラムの策定や選任教員9人、 外部講師72人を確保したことを明記。 構想から約3年、 平成26年4月開校へ大きく前進した。
 設置計画書は、 専門学校の学則や定員、 取得単位数、 科目の時間数、 担当する選任教員や外部講師、 実習受け入れ施設、 学校の見取り図など専門学校を設置・運営するために国に提出しなければならない重要書類。 26年4月に開校するためには、 25年1月末までに提出しなければならず、 設置計画が持ち上がった当初から、 間に合わせることが最大の課題となっていた。
 完成した計画書には、 学生を受け入れてくれる実習施設として、 日高地方の特養老人ホームや地域包括支援センター、 保育所など、 外部講師として日高、 和歌山、 北出、 北裏の4病院や和医大の医師、 和高専教授ら72人の名前、 年次ごとに必要な単位数を示したカリキュラム等細部まで記している。
 準備委員会から野尻孝子御坊保健所長、 小川周司日高病院事務長らが柏木市長を訪ね、 分厚い計画書を見せて完成したことを報告。 柏木市長は 「よくここまで仕上げてくれた。 野尻所長はじめ、 皆さんに頭が下がります」 と感謝し、 「日高地方は医師の数は全国有数ながら看護師不足は深刻。 専門学校が、 地域医療の充実をサポートする拠点になれば」 と期待を込めた。 野尻所長は 「平成22年1月に看護師養成所の構想が持ち上がって間もなく3年、 ようやくここまでこれたという気持ちと、 まだまだやることがたくさんあるという思いでいっぱい。 多くの皆さんの協力に感謝しています。 今後は国のヒアリングや指導を受けて計画書を改善し、 来年夏までには申請書として再提出して初めて学生の募集要項を発表できる。 一日も早く申請書を仕上げ、 多くの学生に来てもらえるよう頑張っていきます」 と話している。
 施設は、 現在の診療棟を取り壊して建設する。 すでに入札は終わっており、 12月中にも解体工事に取り掛かり、 施設の建設工事は来年4月ごろから。 26年2月末までには完成させ、 4月から開校することになっている。