第14回県下消防職員駅伝大会が21日、御坊総合運動公園多目的グラウンドをスタート・ゴールに開催され、御坊市消防が準優勝の健闘を見せた。トップと15秒差で、優勝にはあと一歩届かなかったが、入賞(3位以内)は平成4年以来20年ぶり2度目で、同消防の過去最高順位を更新。1区では玉井秀和選手が区間賞を獲得するなど、4選手が力走を披露し会場を沸かせた。
 消防職員の体力向上を目指して2年に1度開催されている。 今回は県内の全17消防本部から29チームが出場。 同多目的グラウンド周回コースで、 4区間8・4㌔ (一人2・1㌔) で争った。
 御坊市消防は玉井秀和、 山田歓司、 古田勝也、 浦河佑治、 向井清陽、 原一展の6選手が2カ月に及ぶ練習と4回の試走で切磋琢磨し、 本番は1区・玉井、 2区・山田、 3区・古田、 4区・浦河の4選手で臨んだ。
 エース級がそろう1区は、 中盤から前に出た玉井選手が後続を引き離し、 5分52秒の快走で2位に10秒の差をつけてトップでたすきリレー。 2区は全選手中ダントツトップ (5分36秒) の走りを見せた橋本市消防の選手にかわされたものの、 山田選手も区間3位の力走を見せ、 2位で3区に託した。 古田選手は最後まで粘って2位をキープし、 アンカー浦河選手も区間3位の走りで差を縮めたが、 15秒届かず24分27秒でゴールした。 3位は伊都消防だった。
 玉置消防長は 「優勝を狙っていたので悔しい思いもあるが、 全員よく頑張ってくれた」と選手をたたえた。 監督の羽佐好司警防課長は 「2カ月間取り組んだ練習の成果が出せ、 ベストの状態で臨めたが相手が強かった。 2年後にリベンジできるように頑張りたい」 と早くも次の目標へ闘志を燃やしている。
 同大会には日高広域消防もA、 B2チーム出場したが、 上位入賞はならなかった。