県中学校新人野球大会 (県中学校体育連盟、 県軟式野球連盟主催)の決勝が紀の川市の貴志川スポーツ公園野球場で行われ、南部は緑丘(東牟婁)に0―3で敗れたものの、 準優勝と健闘した。 部員は12人と少ないが全員野球で挑み、監督の間野祐樹教諭は「優勝はできなかったが、 選手は一丸となってよく頑張った」 とたたえている。
 大会は2日間にわたって開かれ、 県内の各地方予選を勝ち抜いた8チームが出場してトーナメントで対戦。 南部は初戦で東海南 (海南) を2―1で下し、 準決勝の岩出 (那賀) 戦ではエース三尾がノーヒット・ノーランを達成して2―0の完封勝ち。 緑丘との決勝戦は初回に失策がらみで2点を献上。 その後は三尾の好投で緑丘打線を抑えていたが、 6回に1点を加点され苦しい展開。 南部は5回に2死後から一・三塁の好機をつかんだが、 あと1本が出なかった。 最終回にも先頭打者が安打で出塁したが、 後続を断たれ0―3で敗れた。 間野監督は 「初回に2点を取られたのが最後まで響いた。 しかし2年生7人、 1年生5人と少ない部員ながらみんなよく頑張った。 今後の大会の自信になった」 と話している。