「春の高校バレー」として親しまれている全日本バレーボール高校選手権大会の県大会は、27日から29日まで紀北工業など4会場で開かれ、男子で日高が2年連続ベスト4と健闘した。
 男子20チーム、女子27チームが来年1月の全国大会出場(いずれも優勝)をかけて争った。日高男子はシードのため決勝トーナメントから出場。1回戦で熊野をストレートで下すと、準々決勝は紀北工業にフルセットの末に勝利。準決勝で開智にストレートで敗れたが、エース・大前選手の攻撃を中心にチーム一丸となった戦いぶりが光った。大前雅矢主将は「チーム状態が万全でなく、厳しい戦いになると思ったが、みんなでベスト4をつかみ取りました。次の新人戦では準優勝を目指したい」と笑顔。鈴木良朋監督は「試合に出た選手も出ていない選手もみんなやるべきことをやってくれました」と選手をたたえ、「新人戦が楽しみです」と期待を寄せた。
 このほか、地元勢は男子で和高専、女子で日高、南部、和高専、紀央館(星林との合同チーム、オープン参加のため予選のみ)が出場。日高女子、南部女子がベスト8となった。地元勢の結果と日高男子メンバーは次の通り。
 結果〈男子〉予選=和高専2―1市和歌山▽1回戦=笠田2―0和高専〈女子〉予選=日高2―1和歌山北、那賀2―0南部、南部2―0有田中央、向陽2―0和高専、和高専2―0貴志川、和歌山商2―0星林・紀央館、星林・紀央館2―1桐蔭▽1回戦=日高2―0串本古座、南部2―0新宮▽2回戦=日高2―0田辺、南部2―0向陽、熊野2―0和高専▽準々決勝=信愛女子短大付2―0日高、熊野2―0南部
 日高男子 鈴木良朋(監督)、大前雅矢(主将・2年)、佐藤光(3年)、高台周希、坂本潤哉、惣出和杜、向井碩哉(以上2年)、中島直登、奥村穣馬、井上卓哉、川口喬、久保田将揮(以上1年)