アメリカコロラド州で開催されたドッグスポーツ「USDAAアジリティーワールドチャンピオンシップ」に、日本代表で出場した日高川町土生の江原輝之さん(43)、ジーナペアがスヌーカーの部で見事11位に入賞した。
アジリティーとは犬の障害物競走のようなスポーツ。スタンダードクラス(体長55㌢)の江原さんとジーナペアは、スヌーカーやジャンピングなど4種目からなるチーム競技と、個人競技に出場した。チーム競技は各種目の個人戦も兼ねており、スヌーカーは約40秒のタイム内により多くの障害物をクリアして得点を競う種目。3歳と若いジーナは、経験不足や外国環境に適応できるなど心配されたが、初日に行われたスヌーカーでは落ち着き十分。江原さんの指示に素早く反応し、障害物を次々にクリア。アメリカやカナダ、中国など世界12カ国の強豪を相手に見事入賞した。2日目以降は、ジーナはテンションが上がり過ぎて本来の力を発揮できなかった。江原さんは「チーム競技で思い切った勝負ができない中、ジーナは本当によく頑張ってくれました」と固い絆で結ばれたパートナーをたたえ入賞に笑顔。「来年は個人競技のファイナル進出を目指したい」と話している。