臓器移植普及推進月間 (10月) に合わせ、 御坊保健所が臓器提供意思表示カードを持つよう協力を呼びかけている。
 臓器移植は、 病気や事故で臓器が機能しなくなった人に健康な臓器を移植する医療。 日本臓器移植ネットワークによると、 日本で移植希望登録をしている人は約1万3000人いるが、 提供は少なく、 多くの人が移植を待ちながら亡くなっている。 意思表示カードは、 脳死後に臓器を提供する意思があるかないかを明確にする手段の一つとなっている。
 同保健所では、 「あなたの意思で救える命があります。 この機会に臓器提供について考え、 家族と話し合ってほしい」 と話している。 意思表示カードは同保健所でも配布している。