第91回全国高校サッカー選手権和歌山大会が、きょう20日から那賀高校などで開幕する。昨年より1チーム多い32チームが参加し、全国出場切符(優勝)目指して熱戦を繰り広げる。地元勢はことしも日高、紀央館、南部が出場。昨年は3校とも初戦で敗退しており、いずれも1回戦突破へ気合十分。和歌山市や紀北勢の強豪の一角崩しへ期待が高まっているなか、地元3校の主将に意気込みを聞いた。
 地元勢は3校とも1回戦から登場する。 日高は那賀高校での第1試合 (午前9時15分~) で有田中央と対戦。 夏に県外遠征で培った体力と守備力に自信をつけており、 初戦突破へまっしぐらだ。 紀央館は、 粉河高校での第2試合 (午前11時~) で串本古座と激突。 相手は強豪だが、 多彩な攻撃に磨きをかけており、 勝機十分で見ごたえのある試合が期待されている。 南部は那賀高校での第4試合 (午後2時半~) で伊都と戦う。 総体の初戦と同じ相手で、 1―1からPK戦で惜敗したリベンジに燃えており、 楽しみな一戦となりそうだ。
 優勝候補は、 総体の覇者・近大和歌山や準優勝で昨年のチャンピオン初芝橋本が2大勢力となっている。 総体ベスト4の桐蔭と近大新宮、 上位常連の和歌山北と和歌山工など和歌山市内や紀北、 さらには紀南勢の前評判が高い。 地元校以外に地元選手がメンバー入りしているチームも多く、 注目が集まっている。 優勝チームは年末年始にかけて東京などで開かれる全国大会に出場する。
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 紀央館・藤原辰郎主将 (3年) 序盤から積極的にどんどん攻めて何としても先取点を奪い、 流れに乗りたい。 大会に向けてチームは調子、 ムードとも上々。 初戦を突破して、 勢いをつけてベスト8を目指したい。
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 日高・小竹諒主将 (2年) チームワークがよく、 いい雰囲気で臨める。 全員守備、 全員攻撃で1点を大事にしていきたい。 まず初戦に集中し、 1つずつ勝ち上がり、 3回戦で総体の覇者を破って8強入りが目標。
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 南部・畑谷忠志主将 (2年) 3年生が多く残ってくれて、 1、 2年生も成長しチーム力が着実にアップしている。 初戦の伊都は総体1回戦と同じ相手で、 PK負けしているので、 絶対にリベンジしたい。