ことし1月からLED照明の製造を行っている市内島、 大洋化学㈱ (上西一永社長) が、 明るく、 長持ち、 経済的な新製品を開発し、 自社ブランド 「Lino (リノ)」 の名称で販売を開始した。 自社ブランドのLED製造は、 県内で和歌山市のノーリツ鋼機に続き2企業目。 これまで販売委託契約を結んでいた韓国ロッテとは契約を解除しており、 自社ブランドで本格的に勝負をかける。
 大洋化学はマージャン牌の生産日本一で知られるが、 次世代の照明として需要が伸びているLEDに目を付けて製造開始。 工場の増改築や国内初の検査システム導入なども行い、 本腰を入れている。 当初、 販売は湯川町丸山に拠点事務所を構えた韓国ロッテに委託していたが、 契約を解除。 ロッテ側はすでに事務所を撤退している。
 17日には大洋化学の工場で新開発リノの発表会が開かれ、 卸売業者や県、 市など行政関係者ら80人が参加。 その説明によると、 リノは、 室内などでよく使われる細長い円柱の 「直管型」。 従来の蛍光灯に比べて消費電力、 電気代が約半分、 寿命は4倍の4万時間 (1日12時間点灯で12年間)、 二酸化炭素排出量も45%削減できる。 コストパフォーマンス、 品質などの違いでスタンダード、 ハイスペック、 プレミアムの3種類があり、 県産品に申請もしている。 リノの名称はハワイ語の 「光り輝く」 という意味で、 LED照明とともに会社発展の願いをこめた。 直管型以外にも、 工場などで使われる水銀灯の代わりとなる天井灯や道路沿いに設置する防犯灯、 アクリル板を使ったパネル照明なども開発。 また、 照明の口金は 「ピン型」 のほか将来的に普及が予想される 「L型」 も製造する。 さらに今後はLEDの直進性の光を活用した家庭菜園用ユニットの開発なども計画している。 上西社長は 「これからも新製品を開発していきますので、 ご協力をお願いします」 と話している。
 LED照明については、 省エネや地球温暖化防止の観点から県内の役所や学校などの公共施設、 一般企業で導入するところが増えており、 地元に製造工場があることは、 なにかと心強い味方となりそうだ。