平成24年度第31回関西学生柔道体重別選手権大会は、 奈良県天理市の天理大学杣之内第一体育館で開かれ、 90㌔級で関西学院大2回生の龍田匡史選手(19)=日高川町船津、 箕島高校出身=が6位入賞、 全日本学生柔道体重別選手権大会=インカレ= (今月29・30日、 日本武道館) へ初出場を決めた。 龍田選手は、 代表決定戦で大学の先輩選手を下して最後のインカレ切符を獲得。 「一戦一戦集中して持てる力を出し切ってくる」 と闘志を燃やしている。
 7階級で熱戦を展開。 トーナメントでインカレ出場権をかけて争った。
 90㌔級には84人が出場。 昨年16位でシードとなった龍田選手は2回戦からの出場で、 大阪経済大の選手にパワー、 スピードともに圧倒。 大腰で1本勝ちを収めて難なく初戦を突破。 天理大の選手との対戦となった3回戦はポイントを先制されたものの、 得意の内股で1本を決めて逆転勝ち。 続く4回戦も内股による技あり2本の合わせ1本勝ちで関西大の選手を寄せ付けなかった。 準々決勝で天理大の選手に惜しくも敗れ、 最後のイスをかけて代表決定戦へ。 先輩選手との同門対決となり、 手の内を知っていることから警戒、 ポイントを奪えないまま時間が経過したが、 3分過ぎに組み手争いを制し、 1本背負いで技あり。 インカレ出場を決めた。
 龍田選手は目標としていたインカレ出場に笑顔いっぱい。 代表決定戦で下した先輩選手は、 箕島高校3年生の時に近畿ジュニア柔道体重別選手権の全国大会代表決定戦で敗れた相手で、 今回リベンジを果たした格好。 「やりにくかったが、 勝ててよかった。 なかなか出場することができない舞台なので、 大会まで一層練習を積んで、 全力で悔いのない戦いをしてきます」 と意欲を見せた。