みなべ町など紀南地方11市町村から出る一般廃棄物と産業廃棄物の最終処分場の計画を進めている紀南環境整備公社 (理事長・真砂充敏田辺市長) は29日、 建設地の最終候補に選定されていた田辺市稲成町地区が現地詳細調査を受け入れたと発表した。 これを受け、 公社は10月から地形測量、 地質調査などを開始。 順調に進めば平成29年度に完成する。
 同公社は平成18年4月に田辺市の稲成町・秋津川西・秋津川東の3カ所と串本町の高富西・高富東の計5カ所を候補地として挙げ、 昨年5月には稲成町を最終候補地に選んでいた。 その後、 地元が受け入れを協議。 27日に開かれた町内会で調査に同意することを決定した。
 計画では南紀田辺インターチェンジから北へ約300㍍に建設。 造成面積は7・9㌶で、 管理型最終処分場とする。 一般廃棄物と産業廃棄物を埋め立て、 廃棄物の埋設期間は15年間を想定。 容量は約30万立方㍍とする。 事業費は工事費と維持管理費合わせて約64億円。
 今後は10月から現地詳細調査を始め、 地形測量、 地質調査、 基本計画、 基本設計、 生活環境影響調査を行う。 調査は平成25年度末に終了する見込み。 公社では 「調査結果を随時地元に説明しながら進めていきたい」 と話している。
 これまでの経過は、 紀南地方の廃棄物処理場を確保するため平成14年に紀南地域廃棄物処理促進協議会を設立。 17年に候補地31カ所を選んだ。 同年に財団法人紀南環境整備公社を発足。 18年には31カ所から5カ所に絞り、 23年には稲成町が最終候補地に選定されていた。