今月初旬に第5回缶サット甲子園全国大会(和歌山市)で見事優勝した日高高校科学部(近藤信龍顧問)は9月9日から14日まで、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で行われる小型人工衛星打ち上げイベント「ARLISS(アーリス)」に参加する。
 大学生が中心の大会で、同部は全国優勝の特典としてオブザーバー参加。自作の缶サット(空き缶サイズの模擬人工衛星)を小型ロケットで打ち上げる。全国大会では200㍍だったが、今回は3000~4000㍍と今までにない高度。
 メンバーの樫原輝君、三谷凌大君、大﨑堅太君(いずれも2年)はより正確にデータを送れるよう缶サットの調整を行っている。打ち上げは期間中に2回だが、1回目で行方知れずになった場合や故障に備えて予備にもう1台作っていく必要もあり、製作に大忙し。現地ではNASAの見学等も予定されており、3人は「こんな機会は二度とない。いろいろ学んできたい」と、自分たちで勝ちとった学習のチャンスに胸を膨らませている。
 顧問の近藤教諭は「自分たちの技術が世界で通用するレベルかどうか試せる貴重な機会。見聞を広め、多くのことを吸収してほしい」と話している。