文部科学省が全国178の高校を指定、理数系教育に重点を置いた研究開発を推進するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の生徒研究発表会が横浜で開かれ、日高高校が全国127校の中から20校のポスター発表賞を受賞した。
 研究発表会は、生徒の科学技術に対する興味・関心を喚起することなどを目的に、文科省と独立行政法人科学技術振興機構の主催で毎年8月に開催。ことしは平成18~21、23、24年度のSSH指定127校の生徒がポスター発表を行い、和歌山県内からは日高と向陽、海南の3校が文部科学大臣表彰(1校)、科学技術振興機構理事長賞(3校)に次ぐポスター発表賞に選ばれた。
 県教委などによると、日高高校の発表テーマは「DNA分析等による御坊市周辺の雑種タンポポの分布」で、総合科学科3年の東隆志君、上西貴文君、谷口暁洋君の3人が会場で発表。在来、外来、雑種タンポポの分布について、形態的な手法とDNA解析による手法の両面から行った調査の方法、結果、考察を示し、全国から集まった参加校関係者や文科省の審査員から高評価を受けた。