内閣総理大臣杯第29回全日本世代交流ゲートボール大会が埼玉県熊谷市で開かれ、 和歌山県代表の美浜煙樹 (美浜町) が県勢として初の決勝トーナメントに進出。 ベスト8に残る活躍をみせた。 小学生の鈴木義幸君 (10)、 大学時代に全国優勝経験のある中村文哉さん (22) ら若い選手の力で勝ち上がり、 準々決勝は優勝した徳島のチームに中盤まで食い下がったが、 あと一歩及ばなかった。
 大会は15歳以下1人、 65歳以上1人を含む3世代 (5人) でエントリーするのが条件。 全国の予選を勝ち抜いた48チームが出場し、 和歌山県代表の美浜煙樹は松本隆吉さん (64)、 窪巖さん (74)、 山本正孝さん(61)、中村文哉さん(22)、鈴木義幸君(10)で臨んだ。
 予選リーグは4チームずつ12のゾーンに分かれ、美浜煙樹は宮城、山梨、茨城と対戦。見事、3戦全勝で勝ち抜け、 和歌山県勢として初の決勝トーナメントに進出した。 12チームによるトーナメントは、 1回戦で長野のサンシャインエースを13―8で撃破。 続く準々決勝は優勝した徳島の小松島Bに中盤まで互角の戦いをみせたが、 後半に差をつけられ5―18で敗退した。
 美浜煙樹は松原小5年生の鈴木君が大舞台でも堂々としたプレーで実力を発揮し、 主将の中村さんが作戦を立ててチームをリード。 松本さん、 窪さん、 山本さんのベテラン3人と若手の力がかみ合い、 目標以上の好成績につながった。
 チーム代表の松本さんは 「試合は屋内の人工芝グラウンドで行われ、 会場は何百人という選手の熱気で、 気温は40度近くあったと思います。 最後はその暑さもあって少し集中力に影響も出ましたが、 全員が力を出し切り、 すばらしい成績を収めることができました。 結果には満足しています」 と話している。