障害のある人がコンピューターなどの技能を競うアビリンピック2012和歌山大会(第10回県障害者技能競技大会)が21日に和歌山市内の和歌山職業訓練支援センターで開かれ、パソコンデータ入力の部で美浜町吉原の富大地さん(20)が3年連続1位の知事賞を受賞。10月20日から長野県で開かれるアビリンピック2012(第33回全国障害者技能競技大会)に出場する。
 パソコンデータ入力はアンケートや顧客データなどを定められた方法で入力し、速さと正確さを競う。富さんは小学校5年生からパソコンを使い始め、大会に出場できる15歳からデータ入力を練習。毎日、試合と同じ時間で練習を続け、日々成長し、おととしから1位に輝いている。全国大会への出場は今回が初めてで「優勝目指して頑張ります」と意気込んでいる。
 印南町印南でシイタケ菌床栽培事業を展開している就労継続支援事業(A型)㈱ワークメイト印南(石橋幸四郎代表)に勤務。同社では「今後は、コンピューターの技能を生かした業務にも携わってもらいたい」などと話している。