智弁和歌山
012002000-5
004000000-4
南部
 大会9日目は第1試合で南部が8連覇を狙う智弁和歌山と対戦したが、5回までリードを奪うも悔しい逆転負けを喫した。
 南部は3回、酒田の右前打、打撃妨害、四球で無死満塁とすると、坂本の中越え2点二塁打でまず1点差に詰め寄った。2番手・土井(3年、南部中出身)に投手が交代後、三走けん制死、遊ゴロで2死二塁となったが、松根が中越えへ会心の適時三塁打。さらに松根は暴投で生還を果たし、一気に試合をひっくり返した。
 南部エースの畑木は2回、2四球と捕逸などで2死二、三塁とされ、振り逃げ。無安打で1点を失った。3回は連続安打などで1死二、三塁のピンチを背負い、一塁前へのスクイズで1点。スクイズの本塁返球を捕手がはじく間に二走の生還も許した。1点リードの6回には送りバントを挟んでの3連続長短打で再逆転され、7回以降は無失点に封じる粘投も実らなかった。
 南部打線は6回無死から久保が中前打も併殺打などで無得点。4回から7回まで土井に抑えられた。8回は智弁和歌山3番手・吉川から1死後、松根が中越え三塁打も続く久保の一ゴロで松根が本塁憤死。最終回は三者凡退に終わった。安打数は智弁和歌山と同じ7と打ち負けなかっただけに、序盤のミスでの失点が悔やまれる。