ミス宮子姫コンテストが企画され、23日から募集をスタートさせた。最終審査は日高新報と紀州新聞に掲載された用紙を使って読者の投票形式で選抜する全国初の試み。
 心配なのは応募者がどれだけくるか。新聞に顔写真が載ったりするので敬遠する人もいると思うが、対象となる16歳以上の独身女性はあまり難しく考えず、AKB総選挙のような明るいノリのコンテストだと思ってどしどし応募していただきたい。そしてこのコンテストは女性の優劣をつけるためのものではなく、あくまで地域振興のための話題づくりということも理解してもらいたい。もちろん、自信のある女性は、自分の可能性を試す機会として参加していただくのもOKである。
 さて、選抜された2人のミス宮子姫は当面宮子姫顕彰会の顕彰祭(10月28日)、市観光協会の宮子姫みなとフェスタ(11月4日)、御坊商工会議所の復活商工祭(11月11日)に出演してもらう。日程を見てもらえば分かるが、3週間連続で日曜日にイベントが行われる。今回、関係団体がせっかくスクラムを組んで共通のミス宮子姫を選ぶのだから、3週連続のイベントも何かひとくくりにしてPRできないだろうか。
 例えば3イベントに「髪長姫に会いにいこう第○弾」などの冠を付けてアピール。全イベント通じたポイントラリーのような催しもいいかもしれない。さらにこの3週間は日曜日だけでなく、平日も商店街などで関連イベントを実施。徹底的に宮子姫をPRする期間にしていけば、発信力も高まり、県外からも誘客を図りやすいと思う。何はともあれ、コンテストはまだまだ試行錯誤の段階。大いに盛り上がることを期待している。    (吉)