小学生サッカーの県トレセン選考会が5、6月中に開かれ、日高地方からU―12(小学6年以下)で御坊キックマンの西本伊吹君(野口6年)、久堀紘暉君(御坊同)、松本修造君(同)の3人、U―11(5年以下)で同じく御坊キックマンの佐藤瑠威君(御坊4年)が県代表入りを決めた。いずれも身体能力の高さが評価された。U―12は7日からの関西リーグに参加し、U―11は練習会が定期的に開かれる。
 5、6月中に行われた県内各ブロックトレセン対抗戦での選手の動きや、ピックアップした選手を集めた練習会でのプレーを見て、選考委員が県代表メンバーを決めた。U―12は31人(キーパー4人含む)、U―11は28人(同)を選出した。
 今回日高から選ばれたのは、全員御坊キックマンの選手。西本選手はFW、MFをこなすオールラウンドプレーヤーで、ドリブルでの突破力やキープ力など優れた技術を持っており、実力は県内でもトップクラス。「キープ力を生かして、余裕を持っていい意味で遊べるようなプレーができるように頑張る」とこぶしを握る。久堀選手もFWとMFどちらでも力を発揮できる身体能力の高い選手。スピードと得点力を持つアタッカーで、「一生懸命走って、守備でも貢献したい」。センターバックの松本選手は体のバランス感覚がよく、1対1の強さと前線へのつなぎができる判断力が武器。「キック力に自信があるので、前線へのラストパスで攻撃にも参加したい」と張り切っている。
 U―11の佐藤選手は、5年生の中で唯一の4年生。スピード、ドリブル、シュート、キープ力などすべてを兼ねそろえており、セレッソ大阪が有望な選手を発掘しているエリートクラス(U―11)にも週に1回参加している注目のプレーヤーだ。「トレセン県代表に選ばれてうれしい。何もかも誰にも負けないよう一生懸命頑張る」と笑顔で話している。
 4人を指導している御坊キックマンの梅本昌照監督は「いまはボールにたくさん触って、レベルの高いサッカーを見て楽しむことが一番。いい経験を積んで、将来につなげていってほしい」とエールを送っている。