特産のサトイモで作ったオリジナル焼酎を販売している田辺市龍神村の地域おこしグループ 「みらい龍神」 (冨田進代表) は7月から、 新商品 「じじばば」 を発売する。 2010年から販売している 「TECHI (てち)」 「HOIMO(ほいも)」 に次ぐ第3弾。 これまでよりアルコール度数と価格を低く設定、 取扱店も増やしており、 サトイモ焼酎のさらなる人気アップが期待されている。
 地域の活性化を図ろうと、 住民有志で2008年に結成した 「みらい龍神」 は、 2010年からサトイモ焼酎の販売をスタート。 朝晩の冷え込みで寒暖の差が激しいことなどからできる粘りと甘みの強いサトイモを使った焼酎で、 発売当初から 「おいしい」 と好評を得ている。
 冨田さんによると、 TECHIはアルコール度数35度で通好み、 HOIMO (同25度) は贈答用に人気があり、 今回はさらに飲みやすいようにアルコール度数を20度にし、 値段を安くして焼酎ファンだけでなく一般の人たちにも龍神のおいしい焼酎を気軽に飲んでもらいたいとの願いを込めて作った。
 商品名は、 「龍神村のじじ、 ばばが無農薬で愛情たっぷりに育て、 収穫したら一つ一つ手作業で皮をむいている」 という作業工程をそのまま名前にした。 ラベルには親しみを持ってもらえるよう多くの生産者の顔写真を使っており、 味も見た目もやさしさと温かみがあふれている。
 初年度はわずか600㌔だったサトイモの収穫量は2年目で1㌧、 3年目のことしは2・1㌧。 昨年11月に製造元の長野県佐久市の芙蓉酒造協同組合に送り、 5月に商品となって届いた。 7月1日からの販売に向け、 29日にはメンバーが手作業でラベルを張って準備を整えた。 「じじばば」 は720㍉㍑で435本あり、 1本1575円。 「TECHI」 の3500円、 HOIMOの2500円と比べてもかなりお手ごろ。 「じじばば」 はアルコール25度用も684本販売する (1675円)。
 冨田さんは 「1人でも多くの皆さんに買ってもらって、 龍神のおいしいサトイモと焼酎を知ってほしい。 龍神をサトイモ畑でいっぱいにしたい。 すでに4反分の休耕田を借り受けているので、 遊休地対策にもなる。 これからも龍神を元気にしていきたい」 と願いを込めて話している。