御坊ロータリークラブ(岡本恒男会長)は27日、「なんでも表彰」の受賞者を発表した。未来を担う子どもたちに、努力することの大切さと、継続することの重要さを表彰されることにより分かってもらおうと初めての試み。勉強や野球などさまざまな分野で頑張っている9人を選出した。表彰式は29日正午から御坊商工会館で行われ、表彰状と記念品が贈られる。
 対象は日高地方の小学生から高校生まで。自薦、他薦問わず、自分自身、知人が表彰に値することを行っている(行っていた)などと申請を受け、審査を経て9人を決定した。
 受賞者は、芝玲奈さん(和高専1年)、里村怜勇君(和佐小5年)、青貝幸弥君(藤田小4年)、東吾壮流君(比井小4年)、山本祐菜さん(同)、﨑山香輔君(同3年)、濱村碧翔君(同2年)、芝友衣奈さん(名田小5年)、芝怜音君(同2年)。芝玲奈さんは小、中学校を通して常に学年よりも先の勉強を続け、小6で英検準2級に合格し、さらに上を目指して努力している。里村君は、自宅から小学校まで歩いて片道約3㌔の通学路を毎日休むことなく通い、前向きに楽しみながら登下校している。青貝君は、歯並びが悪く、歯列矯正にチャレンジ。毎日できる限り長時間取り組んでいる姿が評価された。東吾君、山本さん、﨑山君、濱村君の4人は、比井マリン少年野球クラブに所属。現在の部員は4人しかなく普通のチームのように練習できず、試合にも出られないが、毎日大きな声を出してグラウンドを元気よく走り回っている。芝友衣奈さんは、幼稚園から習い始めたスイミングを一生懸命続けることによって健康な体と明るい性格を身につけ、勉学も努力し小4で英検5級に合格。芝怜音君は人一倍負けん気が強く、涙を流しながらも勉強を続け、スイミングや将棋などいろいろなことに挑戦してきたことがそれぞれ認められた。