みなべ町は、 9月1日から鶴の湯温泉の高齢者入浴の半額補助対象年齢を、 現行の 「70歳以上」 から 「65歳以上」 へ引き下げる。 福祉の向上が目的で、 通常1回600円の料金を半額の300円とする。 現在は希望者の申請を受け付けている段階で、 利用証は8月末に発行する。 町では 「どんどん利用してもらいたい」 と呼びかけている。
 現在70歳以上の町内在住の高齢者に対しては、 入浴料金を半額にする 「高齢者入浴減額利用証」 を発行。 入浴時に利用証を提示すると料金が割り引きされる。 町では対象年齢を 「65歳以上」 に引き下げることを決め、 敬老月間に合わせて9月から実施する。 「65歳以上」 は昭和23年4月1日以前に生まれた人とし、 同級生同士で憩いの場となるよう、 本年度末までに65歳を迎える人も含めている。
 小谷芳正町長は 「この施設の設置目的は温泉効果によって心身ともに健康を増進し、 利用者相互の交流を深めること。 利用料金の軽減によって、 それをさらに進めたい」 とし、 5月議会では65歳から70歳までの入浴料半額補助として52万5000円を計上した。
 現在は利用証発行の申請を受け付け中。 手続き終了後、 利用証は8月末に自宅に郵送される。 申請は役場保健福祉課、 ふれ愛センター、 高城公民館、 清川公民館の4カ所で受け付けている。 70歳以上でまだ利用証の公布を受けていない人も、 随時申請を受け付ける。 詳しくはふれ愛センター℡74-3337まで。
 同課によると、 65~69歳の対象者は約790人、 70歳以上の高齢者は2952人 (3月末現在)。 そのうち約600人に利用証を公布している。