29日は西日本各地で落雷があり、日高地方も夕方から夜にかけて一時的に激しい雷雨に見舞われた。JRきのくに線では、紀伊由良駅に設置している雨量計が午後6時9分に規制値を超えたため、紀伊内原―広川ビーチ間で徐行運転の措置を取った。8時52分に解除されるまでの間、最大で26分の遅れが出たほか、上下線とも普通列車1本ずつの運転を取りやめた。このほか雷雨によるケガ人や火事等はなく、市、日高広域両消防本部の出動はなかった。
 和歌山地方気象台によると、上空に寒気が流れ込み、地上との温度差が大きくなったことで大気の状態が不安定になり、積乱雲が発生しやすくなったことで急な雷雨になった。これから夏場にかけては毎年突然、雷雲が発生しやすい傾向にあり、注意を呼びかけている。