由良町商工会青年部(花岡孝司部長)は、27日に白崎海洋公園で開催される「第23回元気ゆらふるさとフェスティバル」で地元の特産品をふんだんに使った「かき揚げ丼」を販売する。昨年に続いて2年連続の試みだが、前回の釜揚げシラス、金山寺味噌に特産衣奈ワカメも加わって、おいしさもコストパフォーマンスも一層アップ。青年部では「地元の特産品、また地域おこしに取り組む自分たちの活動をより多くの人に知っていただければ」と多くの試食を呼びかけている。
 丼の中身は、地元特産のシラスをぜいたくに使ったかき揚げがメーン。由良町が発祥の地といわれる金山寺味噌をトッピングし、今回は新たに衣奈特産のワカメを入れて炊いたご飯を採用した。ゴールデンウイーク明けから試作に取りかかり、ワカメは乾燥したものをフードプロセッサーで細かくするなどの工夫を施し、「シラスのかき揚げは外がカリカリで香ばしく、中はふわふわ。ほんのり塩味の絶妙な味です。しょうゆベースの秘伝のだし汁とワカメご飯の相性もばっちりで、魚が少し苦手という人でも食べられる自信作です」と納得の味に仕上げた。1杯400円、みそ汁はサービス。昨年の倍となる200食(先着順)を用意する。
 同青年部ではここ数年、地元の特産物PRに本腰を入れており、「いまのところ、かき揚げ丼は11月のイベントとこのふるさとフェスのみの販売。この機会にぜひ試食していただき、由良町のことをよく知ってもらえればと思います」と張り切っている。かき揚げ丼の販売ブースは公園内調理棟東隣。