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 任期満了に伴う市長選は、 20日に告示した。 出馬を予定していた新人山本勝也 (51) =島・飲食店経営=と現職柏木征夫 (71) =薗・5期=の2氏が立候補 (届け出順)。 16年ぶりの選挙戦で、 27日の投開票まで7日間の舌戦がスタートした。 出陣式では各候補者が力強く第一声を放ち、 それぞれ掲げる政策や思いを訴えた。
 山本氏はまず 「いまの御坊市に市民は満足しているのか、 不満はないのか。 誰かが声を上げなければ変わらないと思い出馬した」 と力強く第一声。 「いまの市政は市長と取り巻きの幹部が独裁政権を行っており、 北朝鮮と同じ」 と批判し、 「いまこそ市民が立ち上がるときだ。『チェンジ』『決断』『行動』『スピード』をキーワードに、市民による市民のための市民の政治を実現しよう」と声を張り上げた。さらに▽若者が高齢者や障害者を見守る▽子どもたちが地元で育ち、働ける環境づくり▽地域格差の解消などの公約を掲げ、「住民目線の御坊市、夢のある御坊市、夢がかなえられる御坊市を私とともにつくっていきましょう」と呼びかけた。
 最初に後援会の吉田会長が「投票率の低迷が心配されている。どちらが市長にふさわしいのかを考えて市民の権利と義務を行使してほしい」とあいさつ。来賓の二階俊博代議士は「当選は当たり前。いかに立派な得票にするかが市民の責任」と呼びかけ、鶴保庸介・世耕弘成参議や県議、周辺町長らも支援を約束した。柏木氏は「安心、安全のまちづくりで防災対策などを進め、安定してきた行財政運営を堅持していきたい」として災害防止の基盤整備、学校教育や生涯学習の充実、子育て支援など5つの公約を掲げており、「正々堂々とフェアに戦いたい。皆さんの支援を伏してお願いします」などと、短めのあいさつの中に決意をみなぎらせた。