第43回全国ママさんバレーボール大会県大会が13日、紀の川市の打田体育館など2会場であり、由良すいせんが2年連続2回目の優勝。7月24日から27日までの4日間、三重県で開かれる全国大会への出場を決めた。昨年は東日本大震災の影響で全国大会が中止となり、由良すいせんは2年越しの全国出場がかなう。準優勝は川辺クラブで、日高支部勢が上位を独占。川辺クラブは7月14日に奈良県で熱戦が展開される近畿親善大会に出場する。
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優勝の由良すいせん㊤と準優勝の川辺クラブメンバー
 県内各支部の代表19チームがトーナメントで激突。全国(優勝)と近畿(準優勝、3位)出場権を争った。
 由良すいせんは1回戦が不戦勝。2回戦で貴志クラブ(和歌山市)を2―0で破り、地元対決となった準々決勝では日高クラブを2―1で競り落とした。準決勝はオリオンクラブ(海草)に2―0で快勝。再び地元対決となった決勝も川辺クラブを2―0で下した。
 エース・岩﨑をはじめ中尾、岡﨑の攻撃陣が得点を重ね、1カ月前にあったWTV旗県婦人バレーボール選手権大会Vの実力を見せつけた。唯一、フルセットにもつれ込んだ日高クラブ戦では第3セットの終盤、19―19から山﨑の2連続サービスエースで勝利し、南アキ主将も「サーブで大事なポイントが取れたのが大きかった」と笑顔で振り返った。
 2年連続の県代表だが、全国の大舞台はことし初めて経験する。南主将は「とにかく楽しんで自分たちのプレーを精いっぱいしたい。1勝でも多く勝ちたいと思います」と意気込んだ。
 日高支部からは3チームが出場。川辺クラブは1回戦でKIMI(伊都)を2―0、2回戦でサンクラブ(海草)を2―0、準々決勝でオレンヂクラブ(那賀)を2―1、準決勝で箕島クラブ(有田)を2―1で退けた。決勝では由良すいせんに及ばなかったが、フルセットを2試合制すなど粘り強いバレーが光った。日高クラブは2回戦から登場し、初戦で2Vクラブ(西牟婁)を2―0。続く準々決勝の由良すいせん戦は最後まで善戦、健闘を見せた。
 由良すいせん、川辺クラブのメンバーは次の皆さん。
 由良すいせん=向井宏幸(監督)、久保文乃(副監督)、南アキ、木村公美、山﨑由紀、中田由香、中尾名保子、白樫真由美、中村由美子、見上さゆり、岩﨑ゆうか、川瀬由紀、岡﨑由美子、岡公世、岡本奈緒▽川辺クラブ=小島佳子(監督)、宮本さと美(副監督)、宮本昌代(マネジャー)、久堀美佳、山中淳子、小山紗千子、小島典子、瀧本麻子、津村弥生、榊原千春、山崎初美、山本陽子、玉置征代、谷口久美、地坂有未