書団神融会主催、第57回全国神融会書展の審査が行われ、審査会員の部で中邊葵扇(本名・昌代)さん(52)=御坊市湯川町財部=の作品が最高賞の南木賞を受賞した。
田端書道作品.jpg
南木賞受賞の「唐詩」
 同会は全国的にも歴史の古い書道団体で、津村龍堂さん(日高川町)が副会長を務める。中邊さんは書歴約20年。津村副会長の指導を受けて励んできた。今回は「唐詩」を出品し、創立者の名を冠した最高賞を受賞。「先生のご指導や会の皆様のおかげでここまで続けてこれました。書は奥が深く、今も毎日が勉強です。少し気を緩めるとすぐに後戻りしてしまうので、気を引き締めて精進していきたいと思います」と話している。
 日高地方ではこのほか、準審査会員の部で中嶋紅玉さん(御坊市御坊)の作品が神融会大賞を受賞。次回から審査会員の部に昇格する。全国神融会書展は、29日から6月3日まで大阪市立美術館で開催される。