外食好きに話題となっている市内湯川町財部の「餃子の王将」と「焼肉でん」(うなぎの川常東)が26日、薗の讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」(田辺運送跡地)が今月末にそれぞれオープンすることになった。ゴールデンウイーク前の開店で集客を図るのが狙いだが、市内ではすでに焼き肉やラーメン、寿司、牛丼、カレー屋など多くの店舗がしのぎを削っており、有名店の相次ぐ出店で外食戦線が一層激化しそうだ。
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県道御坊美山線沿いの王将とでん
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国道42号沿いの丸亀製麺
 餃子の王将と焼肉でんは㈱ゼンショク(本社・大阪)が経営。1棟の建物に2店舗がテナントとして入る格好となる。王将には「大阪王将」と「京都王将」があるが、今回の出店は京都王将で、ゼンショクがフランチャイズ店としてオープンする。おなじみのギョーザやラーメンなど中華料理のレストランとなる。焼肉でんは豊富なメニューや食べ放題で知られている。一方、丸亀製麺は㈱トリドール(本社・兵庫県)が経営。讃岐うどんにえび天やかき揚げなど好きなトッピングを選べるのが特徴となっている。いずれも和歌山や田辺市内ではすでにオープンしている外食店だが、日高地方への進出は初めて。大阪王将についてはすでにロマンシティのテナントで営業している。
 外食店の相次ぐ出店は消費者にとっては色んな味が楽しめてありがたい話で、市の税収アップや雇用の確保にもつながる。しかし、すでに出店している店舗にとっては大きな脅威。ただ、中には相乗効果で外食ブームを期待する見方もあるようだ。