5月20日告示、 27日投開票の市長選で現職柏木征夫氏(71)=5期=の後援会事務所開きが14日に薗の伊勢屋前で行われ、支持者ら800人(主催者発表)が集まった。 柏木氏は自身が掲げる5つの公約を説明し、「安心、安全のまち作りを進め、 安定してきた行財政運営の堅持に全力を尽くしたい」 などと、 16年ぶりの選挙戦に意欲をみせた。
 柏木氏は 「大規模地震など予測できない事態が発生する。 安心、 安全のまちをつくるため、 何ができるのか、 いろいろな情報に絶えず目を光らせたい。 また、 人口減少、 厳しい財政状況の中にあっても、 皆さんの負担をできるだけ少なくすることが大切。 これまでも人件費抑制などで26億円の経費節減につなげ、 ここ4年間財政調整基金を取り崩すことなく予算編成できている。 ここにきて安定した財政基盤が整いつつあるという証で、 この行財政運営を堅持しなければならない」 と力強く決意を示した。 さらに 「市民との協働のもと 『住んでいてよかったと実感できるまち』を目指す。一方では心機一転、いま何をなすべきか一つ一つひも解き考えていきたい」と意欲をみせ、最後にモットーである 「ぶれない、偏らない、威張らない」も紹介した。公約は既報の通りで教育・文化の振興、福祉・保健医療の充実など5本柱となっている。
 後援会の吉田会長は 「市長選は一騎打ちの戦いが予想されている。 次の4年間の市政に求められているのは柏木氏の安定性、 先見性、 実行力、 中央との太いパイプ。 再び柏木市長誕生へ絶大な支援を」 とあいさつ。 市議会の中野武一議長は 「草の根まで浸透させる選挙運動をしよう。 市議会の保守系も一致団結して応援する」、 世耕弘成参議院議員は 「新しいものに目移りしてはいけない。 自民党も全力で支援したい」 と述べた。 後援会幹事長の中村裕一県議も 「ぜひ圧勝を」 と呼びかけ、 同会青年部の瀬戸啓史部長の発声でガンバローコールも行った。 最後に同会副幹事長の向井孝行市議が 「変えなアカンではなく、 御坊は変えたらアカンや」と訴えた。