子どもの読書活動優秀実践校に対する平成24年度文部科学大臣表彰の受賞校が決まり、 県内から3校、 日高地方からは紀央館高校 (栗本恵司校長) が選ばれた。 地域のイベントや近隣の幼稚園、 小学校を訪れ、 生徒による読みかたりボランティア活動を実施。 本のおもしろさを子どもたちに伝え広める活動が認められた。
 子どもたちの 「生きる力」 を育む読書活動を推進するため、 子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動において、 特色ある優れた活動を行っている学校に授与される。
 紀央館高校は、 図書館に推薦図書コーナーを設置したり、 生徒の書道作品を展示するなど、 多くの生徒が本に親しむきっかけをつくる工夫をしている。 地域ではイベントや保育所、 小学校を訪れ、 生徒による読みかたりを実施。 生徒自身が本を読み込み、 楽しみながら表現し、 本のおもしろさを伝える場になっている。 昨年11月の復活商工祭では紀州鉄道に乗って、 子どもたちに生徒が作った絵本や物語の読み聞かせ活動も行った。
 北浦弘之教頭は 「教師だけでなく、 生徒が中心となって活発な活動ができました。 生徒が図書館に行きやすい雰囲気をつくったり、 いろいろなことに狙いを持って取り組んだ結果だと思います」 と話している。
 表彰式は、 23日午後1時から東京の国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホールで行われる。