4月の統合を前に由良町の畑小学校で28日、 74年前に埋められた記念の石が掘り起こされた。
 昭和13年に二宮金次郎像の寄贈があり、 児童らが自分の名前を墨で石に書いて台座の中に入れた。統合で像を由良小へ移すことになり、この日、当時3年の西山幸一さん(83)、同2年の栖原良材さん(82)、同1年の芝﨑邦藏さん(81)らが見守るなか作業が行われた。
 出てきた大小100個以上の石は、字が薄れているものもあったが、ほとんどが当時のまま。西山さんらは一つ一つを手に取り、名前を確認しながら「懐かしい。線路の石を拾ってきて書いた覚えがあります」と話していた。