日本拳法県拳法連盟主催の第28回県少年大会が25日に海南市の拝待体育館で開かれ、小学4年男子の部で和拳連湯浅支部の御影靖成君(衣奈小3年)が初優勝。9月に大阪市中央体育館で開催される第30回全・日本拳法少年個人選手権大会への出場を決めた。
 幼児から中学生まで男女17部門、それぞれ1分30秒の3本勝負で熱戦。上位2人が全国大会へ出場する。小学4年男子は11人がトーナメントで争い、御影君は1回戦を延長で制し、2回戦は相手選手の棄権で不戦勝。準決勝、決勝はいずれも1本目に回し蹴りで一本を奪い(2、3本目は時間切れ引き分け)、1―0で勝利した。
 保育所年長から日本拳法を始め、この大会は4度目。持ち前のスピードを生かした技が冴えた。勝ちたい気持ちがはやって普段通りの動きができなかった場面もあったが、盾と賞状を手に「うれしい」とにっこり。ことしはじめ目標に掲げた「全国優勝」へ向けて「集中力が欠けたり、まだまだ。もっと練習して、一本を取れる技を習得したい」と闘志を燃やしている。