南部高校硬式野球部でいじめ問題があり、今月6日から来月5日まで1カ月間にわたって対外試合禁止処分となっていたことが分かった。
 関係者の話によると、部員を中心とする複数の生徒が他の生徒に対して数カ月間にわたり、スリッパでたたくなどの行為を繰り返していたという。生徒にけがはなかったが、同校が部員らに聞き取り調査を行ったところ行為を認め、同校は高野連などに報告した。夏の大会の出場については影響ないとみられるが、24日に開幕する紀南10高校野球リーグは欠場となる。同校の緒方政仁校長は「今回の件を重く受け止め、二度とこのような不祥事を起こさないよう取り組みを進めていきたい」と話している。