財団法人日本少年野球連盟ボーイズリーグの第3回アディダス杯争奪関西ブロック支部対抗オールスター大会(24日~27日、大阪市・舞洲球場等)に出場する和歌山県支部選抜チームに、日高地方から6選手がメンバー入りを果たした。先の春季県支部予選でベスト4入りした御坊ジュニアタイガース、日高マリナーズの主力各3人。夏の世界大会日本代表の選考なども兼ねる大一番へそれぞれ活躍を誓い、闘志を燃やしている。
 オールスター大会は和歌山、滋賀、京都、大阪北、大阪中央、大阪南、大阪阪南、兵庫、奈良の関西9支部中学生の部から12の選抜チーム(大阪中央、大阪北、兵庫各2チーム)が参加。各支部選りすぐりの選手が集まり、3日かけて優勝を争う。和歌山県支部は18人で構成され、先の春季県支部予選のプレーなどを参考に12チームの中からメンバーを選考した。地元からメンバー入りしたのは御坊ジュニアタイガースの久保和馬(日高中2年)=175㌢・70㌔、右投右打、捕手=、富山凌雅(御坊中2年)=174㌢・68㌔、左投左打、投手=、津田翔希(文成中2年)=168㌢・57㌔、右投右打、遊撃手=の3選手と、日高マリナーズの庄司裕也(日高中2年)=168㌢・53㌔、右投左打、二塁手=、滝本怜一(日高中2年)=166㌢・58㌔、右投左打、遊撃手=、岩﨑悠馬(河南中2年)=170㌢・55㌔、左投左打、投手兼中堅手=の3選手。
20120316タイガース (1).jpg
左から津田、久保、富山の3選手(御坊ジュニアタイガース)
 御坊ジュニアタイガースの久保選手は、長打力が光る4番打者。春季県予選は1安打ながら貴重な適時打を放った。強肩も高い評価を受けており、「大会でも盗塁をさせない。打撃では長打で得点に絡みたい」と意気込む。エースの富山選手は力のある速球を武器に打者をねじふせるタイプ。スライダーやフォークなど変化球も多彩で、県予選では初戦を1失点完投した。打者としてもクリーンアップの一角で、「三振を5つは取り、長打も打ちたい」と活躍を誓う。津田選手は県内トップクラスの堅実な守備とシャープな打撃が持ち味。県予選では2試合で4打数1安打も俊足を生かし三塁打をマークした。大会へ向けては「守備が持ち味なので、守りで目立ちたい」とこぶしを握る。
20120316中学野球マリナーズ.jpg
左から岩﨑、庄司、滝本の3選手(日高マリナーズ)
 日高マリナーズの庄司選手は春季県予選の初戦で4打数3安打と大暴れ。堅実な守備に俊足も光り、「守備と足には自信があります。チャンスがあれば次の塁を狙っていきたい」と燃える。滝本選手は俊足、巧打、高い守備力と三拍子そろったプレーヤーで、同じく県予選初戦で4打数3安打1打点と大活躍。「好投手との対戦が楽しみ。がむしゃらにプレーし、守備も打撃も足もすべてアピールしたい」と意欲を見せる。岩﨑選手は打たせて取るタイプの技巧派左腕。スライダーの切れに自信を持ち、県予選初戦で4回2安打1失点と好投した。本番へ向けては「マウンドでは絶対に点をやらない気持ちでアピールしたい。優勝を目指します」と闘志満々。
 大会は初日が開会式。2日目に1回戦が行われ、和歌山県支部は大阪中央Aと対戦。3日目に敗者復活戦と2回戦、最終日に準決勝と決勝が行われる。