自動車安全運転センター県事務所と県警本部が実施している安全運転コンテスト表彰受賞者が決まり、御坊署管内から市内の大洋化学㈱(上西一永代表)が優秀事業所金賞に選ばれた。昨年実施した1年間無事故無違反コンテストに従業員25人が参加し、全員が達成した。御坊署管内から金賞を受賞するのは初めてで、6日に同署で伝達式が行われ、一層の安全意識高揚を誓っていた。
 運転記録証明書などを発行している同センターは、ドライバーに安全運転意識を高めてもらおうと、平成17年から事業所など1チーム20人以上で1年間の無事故無違反を競うコンテストを実施している。
 これまで交通安全協会御坊支部が毎年夏から秋にかけて実施している100日無事故無違反コンテンストに長年参加してきた大洋化学が、御坊署管内では初めて1年間コンテストにも参加。同社美浜工場の従業員を中心に25人1チームで参加し、全員が無事故無違反を達成した。金賞を受けたのは大洋化学を含めて県内2チームだけ。ほか銀賞に1チーム、銅賞は2チームだった。
 表彰状伝達式は御坊署長室で行われ、同社の安全運転管理者を務める経営企画グループリーダーの松山弘樹さんが出席。納屋光作署長から表彰状を受け取った。同社では敷地内や工場内を車で走行するときは時速15㌔以下を徹底しているほか、会社周辺では登下校の児童生徒がよく通ることから、安全確認や安全運転を実践するよう朝礼などを通じて常に指導している。
 納屋署長は「日ごろから交通安全に尽力いただきありがたい。御坊署管内から事故が1件でも減るよう、今後も協力お願いします」と激励。松山さんは「今回はとくに美浜工場のメンバーが中心で、日ごろから安全運転を実践していることが無事故無違反につながった。受賞はすごく励みになりますので、今後も継続していけるように頑張っていきたい」とさらなる安全運転を誓っていた。