観梅どころ11市町が集う第17回全国梅サミットが3・4日に群馬県安中市で開かれ、 みなべ町の小谷芳正町長も参加。 梅を活用した観光振興や地域づくりなどで情報交換した。
 初日に各首長が意見交換。 小谷町長は 「みなべ町にとって梅産業は一大経済。 多くの住民が梅にかかわって生活している。 梅林は生産の場を観光に活用しており、 開園中には青梅の消費拡大を図るため全国各地の梅酒を集めた梅酒コレクションも行っている」 などと取り組みを紹介した。 水戸市の高橋靖市長からは 「昨年の東日本大震災では大きな被害を受けたが、 平成18年に締結した加盟市町の災害時相互応援協定ですぐに対応していただいた。 皆さんに多くの物資を送ってもらい、 大変助かった」 とお礼の言葉もあった。 このほかの首長からは 「梅を使った商品を開発しても流通に乗せるのが難しい」 「関東方面には加盟観梅地が多く、 広域で連携してはどうかということも検討している。 そうすれば、 開花時期のズレなどにも対応しやすくなる」 と意見や課題などを出し合った。 席上で 「観光と地域づくりを加盟市町の相互交流・情報交換をもって積極的に推進する」 「梅を大切な財産として加盟市町において歴史、 自然、 文化等と共に次の世代へ引き継ぐ」 とした宣言を採択した。 2日目は記念植樹などが行われた。 次回の開催地は、 埼玉県越生市に決まった。