「東海東南海・南海地震が東日本大震災と同じメカニズムでマグニチュード9級の巨大な連動地震になった場合、津波の高さは従来の想定の2~3倍となる」と、京大等が分析結果を公表した。大手新聞などによると、25㍍の巨大な津波が発生する地域もあるという。記事では印南町の想定についても掲載されており、従来予想していた6㍍から18㍍になることが指摘されていた▼今回発表された想定の津波が押し寄せてくると、日高地方の沿岸部も東日本大震災で被災した東北地方のように大きな被害を受けることは避けられない。各自治体がいままで行ってきた津波対策は県のシミュレーションを基にしたもので、20㍍級の津波を防げる防波堤は存在しない。当地方の海岸部でも広い範囲にわたって津波の被害を受けることになる▼専門家らは「最悪のケースを想定した対策を進めるべき」と訴えているが、仮に20㍍級の津波が押し寄せてくれば沿岸部の建物は壊滅するだろう。それは東日本大震災の光景を考えれば分かる。要は命をどう守るかで、救いは津波が押し寄せてくる時間にある程度の余裕が予想されること。日高地方では、いち早く津波が到達するみなべ町でも22~23分(県のシミュレーション)となり、北部になればもう少し時間的な余裕が生まれる。素人考えだが、対策はこの時間内にどれだけ高台に逃げることができるかの1点に絞られるのではないかと思う▼いまネット上では、きょう25日に大地震が発生すると騒がれているそうだ。誰かが予知夢をみたことがきっかけになっているという。科学的な根拠のない話だが、対策を考える契機になればと思う。 (雄)

