1月17日、阪神淡路大震災から17年が過ぎた。大手の新聞は1面で記事を取り上げ、テレビは特集を組んでいた。筆者が担当する由良町でも畑小学校で県の出張減災教室、商工会で防災セミナーがあり、震災を知らない世代に伝える、震災を忘れないよう取材して記事にした。
畑小では児童が避難訓練をしたあと、地震体験車で阪神淡路大震災をもたらした兵庫県南部地震を体験。震度6以上の大きな揺れに悲鳴が響いていた。商工会では環境・経営マネジメントシステム研究所の小坂雄二さん(千葉県)が減災対策についてアドバイス。とても勉強になり、防災意識が高まるお話だった。
政府の中央防災会議が昨年末、防災基本計画を修正した、というニュースを見た。東日本大震災で想定をはるかに超えた津波による壊滅的被害が広範囲に及んだ反省から、あらゆる可能性を考慮して最大クラスの地震・津波を検討し、基本計画の津波対策を抜本的に強化したという。また、内閣府の検討会は東海・東南海・南海地震の震源域が連なる南海トラフの巨大地震について、3地震が連動した場合の想定震源域をこれまでの約2倍に拡大。想定される地震の規模をマグニチュード(M)8・7から東北沖太平洋地震と同じM9・0に引き上げるという中間報告がまとめられた。
最悪の事態を想定し、それに備えることは危機管理の基本。国や自治体が津波対策の強化に取り組むのは当然だが、やはり一番重要なのは個人の備え。近い将来、予想ながら「必ず来る」とされている東海、東南海、南海地震に対し、もう一度それぞれが防災対策を考え、実行、見直す必要がある。 (笑)

