6日に日高川町で開かれた全国高校駅伝競走大会県予選会で、4連覇を狙った日高女子は惜しくも準優勝。1区にエースを配し、大差のリードを奪う作戦は的中したが、中盤から後半にかけて伸び悩んだ。戦前の予想通り、笠田がじわりじわりと追い上げる展開となり、4区でトップを奪われ、アンカー勝負も不発に終わった。絶対的エースを有する日高に対し、総合力で挑んだ笠田。1本のたすきを5区間つないでいく駅伝のおもしろさを味わわせてくれるレースだった。
 日高女子は、特にレース終了直後の選手たちの姿が印象に残っている。トップの笠田がテープを切って40秒後、アンカーがゴールへ飛び込んできた。両手を顔の前で合わせ、再逆転できなかったお詫びのポーズで駆け抜けた。本部前で他の選手たちに「ゴメンなさい。タイムも悪かったし...」と泣きながら謝り、他の選手たちは必死でかばう。一人一人が責任を転嫁せず自分のことと感じて泣きじゃくる姿は、チームワークの素晴らしさを周囲に伝えていたように思う。それに自分たちの気持ちがまだ整理できていない時、笠田の選手が隣に現れた。普通なら他のチームのことを考える余裕はないはずだが、選手たちは「おめでとうございます」「頑張ってください」と言葉をかけていた。悔しさいっぱいの中でも勝者をたたえる。立派な行為で感動させられた。
 昨年の都大路で、最下位にもかかわらずアンカーの選手がゴール後にコースへ向かってお辞儀。その様子が多くの感動を呼んだのも記憶に新しい。スポーツを通じて、いろんな部分で成長しているのだと思う。駅伝は精神面も重要な勝敗のかぎ。来年はきっとリベンジを果たしてくれると確信している。    (賀)