日高川町議会総務常任委員会 (堀辰雄委員長) は25日、 台風12号で水没するなどの被害を受けた行政無線施設や避難所を視察した。
 災害の際に住民に注意喚起や避難を促す町内の防災無線は親局、 中継局、 子局合せて186施設。 このうち、 子局15施設が電気機器や拡声装置が水没するなどの被害で故障しており、 町では復旧を急いでいる。 この日、 委員は平川や三十木、 皆瀬など故障中の全15施設を視察。 施設の設置場所をはじめ、 電気機器の位置、 被害状況など見入り、 意見を交わした。 避難所については約30カ所が浸水するなどの被害で、 十数カ所を視察した。
 堀委員長は 「各家庭に個別受信機 (普及率80%以上) はあるが、 一部地域で屋外での伝達手段が途絶えてしまった。 今後のために無線施設の立地場所や電気機器の高さなど再検討しなければならない。 避難所についても見直し、 防災計画に反映する」 と気を引き締めた。