台風12号でみなべ町内の海岸に流木などのゴミが堆積していたが、町内のボランティアらの協力で、ほぼ全域で撤去作業が完了した。
 13日には南部海岸の約1・5㌔区間で建設業組合、漁業関係者、町職員ら総勢約80人が参加して清掃作業を行った。大きな流木はチェーンソーでカットし、空き缶や空きびん、プラスチック類などは分別して回収した。カットした流木は、備長炭の製炭で窯の入り口付近で木を燃やす口焚きに利用する。
 漁業関係者も同日、堺漁港近くの森の鼻海岸、二子の浜で実施。ほか、障がい児者父母の会と町シルバー人材センターは去る10日に小目津公園前の海岸で、先月11日には青年クラブみなべと大阪の泉佐野市青年団協議会のメンバーもウミガメの産卵地の千里の浜で美化活動を行うなど多くの団体が協力した。住民も「台風直後は大量のゴミが流れ着いていたが、ずいぶんきれいになった」と話している。