台風12号で被害を受けたみなべ町筋地内の町営共和テニスコートの早期復旧へ、 上南部中学校ソフトテニス部の男子部員が7日、 土のかき出しボランティアに汗を流した。
 日ごろ練習場として使っている部員から 「復旧に協力したい」 と声が上がり、 教育委員会にボランティアを申し出た。 1、 2年生15人と、 部活を卒業している3年生ら7人も参加した。 コートは南部川沿いにあり、 増水で完全に水没。 人工芝は一部がめくれ、 3面あるコートは土砂やがれきに埋もれた。 コート内のがれきは撤去したが、 まだ土が積もっている状態で、 部員たちはくわやちりとりを使って一生懸命取り除いていった。
  一緒に作業した町職員は 「みんなのやる気に感激した」 と感謝。 主将の山﨑颯司君 (2年) と前主将の片岡誉行君 (3年) は 「こんなにひどい状態だとは思わなかった。 復旧して早くテニスができるよう、 少しでも力になりたい」 と話していた。