日本共産党日高川支部(原孝文、山本喜平議員)が玉置俊久町長に提出していた「台風12号台風に伴う大水害の対応についての質問状」に対する回答が5日にあった。
 質問は「椿山ダムは大洪水に機能しないのか」「町防災本部は避難勧告、指示を出したのか。まったく遅い対応だったのでは」の2点がテーマ。ダムについては「ただし書き操作決定に問題はなかったのか」など6項目にわたり質問しており、「県に対して直接質問を願う」「検証結果を待って対応する」と回答。避難勧告・指示についての質問には、時間ごとの対応や動きを説明した上で、「緊急時の対応は障害要素も含んでおり、非常に難しいと思われる。今回の経験を踏まえ、あらゆる災害に対して住民目線に立った対応をしていきたい」と答えている。
 原議員は「もっと踏み込んだ回答がほしかった。県に対してももっと強い姿勢をお願いしたいし、避難勧告・指示についても全然ダメ。防災計画の根本的な見直しを早急に進めていくよう訴える」と話している。