台風12号で床上浸水した日高川町船津地内の染料製造会社の工場から、 劇物の 「塩酸」 が入ったポリタンク数十個が流出していることが、 20日までに御坊保健所などの調べで分かった。 回収できているのは数個だけで、 多くは日高川に流出した可能性が高く、 どこに流れ着いているか分からない状況。 「素手でさわるとやけどをするので、 絶対に手をふれないで」 と注意を呼びかけている。
保健所によると、 日高川の氾濫で船津の 「伸興化成工業」 の工場が約2㍍浸水し、 20㌔入りポリタンク約110個が流出した。 このうち塩酸 (濃度35%) が入っていたのは20~30個で、 残りは空容器。 ポリタンクの色は灰色で、 表面には 「塩酸」 と書いたラベルが張られている。 20日現在、 塩酸入り6個を回収しており、 うち5個は密封されたままだったが、 1個は流出時に容器の一部が破損し、 半分程度が流れ出ていた。 空容器は26個を回収している。 日高川で容器が破損するなどして塩酸が流れ出た場合、 薄まるため大きな影響はないとしており、 これまでやけどなど健康被害の連絡も入っていない。
日高川沿いや沿岸部などに流れ着いている可能性があり、 保健所では 「特徴の似た容器を見つけたり、 刺激臭がした場合は、 絶対にさわらずすぐに連絡してほしい」 と注意と協力を呼びかけている。 連絡は御坊保健所℡3481か、 県庁薬務課℡073―441―2663まで。

