日高川町の椿山ダムなど県が管理するダムの下流で河川が氾濫したことに関して県の森勝彦県土整備部長は20日、氾濫回避のための予備放流など洪水調節に全力を挙げたことを強調のうえ、氾濫は長時間の大雨による計画規模以上の洪水流入が原因であるとの考えを示した。
この日の議会一般質問の谷洋一議員に対する答弁。谷議員は「各河川で大規模な氾濫が発生した原因は何なのか。ダムの操作、事前放流などの予防的措置はどのようになされたのか」と質問した。
これに対し、森部長は「今回の河川氾濫は記録的豪雨によりもたらされたと認識している」とし、県が設置している5つのダムのうち、椿山や七川(古座川町)など4つの多目的ダムでは台風接近に伴って事前の予備放流を行い、洪水調節容量の確保に努めたことを説明。長時間の雨で広川ダム(広川町)を除く4ダムは計画規模以上の流入となり、ダムの貯水位が満水付近に達し、「その状態でも放流量をコントロールしながら、下流の急激な水位変化を軽減すべく懸命な操作を行い、氾濫をぎりぎりまで抑えるなど、可能な限りの洪水調節機能を発揮した」と述べた。

